予習と復習　その3

次に復習です。復習は理解した内容を定着させることになります。その場だけ理解できても何にもなりませんので、しっかり記憶に定着させる必要があります。「エビングハウスの忘却曲線」という研究があり、ここでは人間の脳がどれほど忘れるのかを実験、研究していますが、1日経つと70％忘れるということが言われています。人間の脳はすごく忘れるように出来ています。なので復習を行うことで忘れていた内容を思い出して定着させていけます。脳は何度も思い出した記憶ほど重要なものだと認識し忘れにくくなる性質がありますので、繰り返して行うことで定着されていきます。以前に一夜漬けに効果がないということを話したことがありますが、定着していない記憶はすぐに忘れていきますので、前日に詰め込んでも多くのことは忘れてしまっており、例え定期テストでは出来ても数日たつと忘れてしまっており、受験時にはまた一からやる必要があったりします。しっかり定着させていくには復習を行うことは重要になります。復習には様々な方法があると思いますが、自分は解き直しをお勧めしています。どうしても説明を聞いたり、解説を読めば分かった気になっていることが多いので、自力で解けるのかどうかの解き直しは非常に効果的です。特に翌日の解き直しをすることで記憶の定着度はかなり変わりますので、問題を解きっぱなしならないように復習をすることで定着はしていきやすくなります。