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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」②

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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」②

「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」②

2026/10/07

第2回 新しく始まる「学校特色枠」とは?

2028年度(令和10年度)の大阪府公立高校入試で、新しく導入されるのが、

「学校特色枠」

です。

名前だけを見ると、

「推薦入試のようなもの?」

「特別な実績がある生徒のための枠?」

と思われるかもしれません。

しかし、必ずしもそうではありません。

学校特色枠を理解するうえで、まず大切なのは、

「その高校が特に求めている生徒を、一般的な総合点とは異なる方法で先に選ぶ仕組み」

と考えることです。

 

【高校ごとに「求める生徒」が違う】

学校特色枠では、各高校がアドミッション・ポリシーを踏まえて、

「特に求める具体的な生徒像」

を示します。

例えば、

学科への適性を重視する高校。

探究活動への意欲を見る高校。

地域貢献への関心を見る高校。

文化・体育活動などを重視する高校。

など、高校によって内容は異なります。

つまり、大阪府全体で同じ基準の「特色枠試験」を行うわけではありません。

高校ごとに「どんな生徒に来てほしいのか」が違う

ということです。

 

【学校特色枠は全員が受けるものではない】

ここは重要なポイントです。

学校特色枠は、

希望する受験生だけが応募します。

学校特色枠に応募せず、通常の総合点による合否判定だけを受けることもできます。

また、一人の受験生が応募できる学校特色枠は1つです。

そのため、

「学校特色枠ができるから、全員が面接やプレゼンテーションを受けなければならない」

というわけではありません。

【募集人数すべてが特色枠になるわけではない】

学校特色枠は、原則として募集人員の50%以下で設定されます。

例えば募集人員が320人の高校だからといって、320人全員を学校特色枠で選ぶわけではありません。

各高校が、自校の特色に応じて枠を設定します。

そして学校特色枠で合格者を決めた後、残りの募集人員については、学力検査などの成績と調査書評定を組み合わせた「総合点」で合格者を決めます。

つまり2028年度からは、一つの高校の中に、

学校特色枠による判定

と

これまでに近い総合点による判定

という二つの合格への道ができると考えると、わかりやすいと思います。

 

【高校によって選び方も違う】

学校特色枠で使われる選抜資料や方法も、すべての高校で同じではありません。

学力検査を使う高校もあれば、

面接。

プレゼンテーション。

作文。

実技検査。

などを組み合わせる高校もあります。

また、特定教科を重視したり、教科ごとに配点を変えたりすることもできます。

つまり、

「学校特色枠=面接入試」ではありません。

どんな方法で選抜するのかまで、高校ごとに確認する必要があります。

 

【資格や受賞歴だけで決まる制度ではない】

「特色」と聞くと、

部活動で全国大会に出た。

英検などの資格を持っている。

コンクールで受賞した。

といった特別な実績が必要なのではないかと思うかもしれません。

しかし、大阪府が示している学校特色枠は、単純に資格や受賞歴だけで合格者を決める制度ではありません。

高校が示す「求める生徒像」に対して、

その生徒のどのような部分を見るのか。

そして、それをどの選抜資料で評価するのか。

そこまで高校ごとに設定されています。

だからこそ、まず確認したいのは、

「自分には何の実績があるか」より、「その高校はどんな生徒を求めているのか」

です。

 

【これからは高校の「中身」を見ることがさらに重要になる】

これまで高校を選ぶ際には、

偏差値。

内申点。

大学進学実績。

通学時間。

部活動。

などを中心に考えることが多かったと思います。

もちろん、これらは今後も重要です。

しかし学校特色枠が導入されることで、

「この高校では何を学べるのか」

「どんな活動に力を入れているのか」

「どんな生徒に入学してほしいと考えているのか」

まで見る意味が、これまで以上に大きくなります。

学校特色枠は、

「特別な生徒だけが受ける特別入試」

と考えるよりも、

「高校と受験生の相性を、これまでより入試に反映させる仕組み」

と考えると理解しやすいのではないでしょうか。

ただし、ここで一つ疑問が出てきます。

「学校特色枠に応募して、そこで合格できなかったらどうなるの?」

ということです。

実は、学校特色枠で合格にならなかったからといって、その時点でその高校が不合格になるわけではありません。

この合否判定の仕組みは非常に重要ですので、第3回で詳しく見ていきます。

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