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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」③

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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」③

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2026/10/08

第3回 学校特色枠で合格できなかったら不合格?合否判定の仕組みを解説

2028年度(令和10年度)から始まる「学校特色枠」。

前回は、

「高校が特に求める生徒を、学校独自の方法で優先的に合格とする仕組み」

と説明しました。

ここで保護者の方が気になるのが、

「学校特色枠に応募して、そこで合格できなかったらどうなるの?」

という点ではないでしょうか。

結論から言うと、

学校特色枠で合格にならなくても、その高校が不合格と決まるわけではありません。

ここは新制度を理解するうえで、とても重要なポイントです。


【合格者は「第1手順」「第2手順」で決まる】

2028年度の一般選抜では、合格者を2段階で決定します。

まず行われるのが、

第1手順=学校特色枠による判定

です。

学校特色枠に応募した受験生の中から、その高校が設定した選抜方法によって合格者を決めます。

そして、その後に行われるのが、

第2手順=総合点による判定

です。


【特色枠で選ばれなくても第2手順に進める】

ここが最も大切です。

第1手順の学校特色枠で合格にならなかった受験生も、第2手順の判定対象になります。

さらに、最初から学校特色枠に応募していなかった受験生も、第2手順の対象です。

つまり、

学校特色枠に応募する。

↓

第1手順で判定される。

↓

そこで合格にならなかった。

↓

第2手順でもう一度、総合点による判定を受ける。

という流れになります。

【学校特色枠に応募すると一般枠で不利になる?】

この仕組みを知ると、

「それなら特色枠に応募した方が得なのでは?」

と思うかもしれません。

少なくとも、

「学校特色枠に応募して不合格になったから、第2手順を受けられない」

という仕組みではありません。

第2手順では、第1手順で合格した受験生を除き、

・学校特色枠で合格にならなかった受験生

・学校特色枠に応募しなかった受験生

を対象に、総合点の高い順で募集人員を満たすように合格者を決めます。


【具体的に考えてみる】

例えば、募集人員が320人の高校があったとします。

仮に学校特色枠で80人を合格とした場合、残る募集人員は240人です。

学校特色枠で選ばれなかった受験生と、学校特色枠に応募していない受験生を合わせて、第2手順で残り240人を決めることになります。

※80人という人数は仕組みを説明するための例です。実際の学校特色枠の割合や選抜方法は高校によって異なります。

こう考えると、

「特色枠入試」と「一般入試」という別々の入試を受けるわけではない

ことがわかりやすいと思います。

【学校特色枠だけを受験することもできない】

もう一つ注意したい点があります。

学校特色枠に応募する受験生も、一般選抜の学力検査を受験します。

「特色枠だけ受けて、学力検査は受けない」

という受験方法ではありません。

学校特色枠で合格にならなかった場合には、第2手順で学力検査等の成績と調査書の評定を組み合わせた総合点が使われるためです。

つまり学校特色枠が導入されても、

普段の学習や学力検査への準備が重要であることは変わりません。


【では全員、学校特色枠に応募すればいい?】

ここは少し慎重に考える必要があります。

学校特色枠は、高校によって「特に求める具体的な生徒像」も選抜方法も違います。

面接やプレゼンテーションなど、高校独自の検査を実施する場合もあります。

そのため、

「チャンスが増えるなら、とりあえず特色枠にも応募しておこう」

だけで考えるのではなく、

その高校が求める生徒像と自分が合っているのか

を確認することが大切だと思います。


【「特色枠で落ちたら終わり」ではない】

新しい制度なので、「学校特色枠」という名前だけを見ると、別の推薦入試のように感じるかもしれません。

しかし、合否の流れを整理すると、

第1手順
学校特色枠に応募した生徒から、各高校の方法で合格者を決定

↓

第2手順
特色枠で合格しなかった生徒+特色枠に応募しなかった生徒から、総合点で残りの合格者を決定

となります。

ですから、

「学校特色枠で合格できなかった=その高校が不合格」ではありません。

まず、この仕組みを正しく理解しておくことが大切です。

そして学校特色枠と並んで、2028年度入試でもう一つ大きく変わるのが、

「公立第2志望校」

という新しい仕組みです。

こちらも「第2志望を書いておけば、もう1校受験できる」という単純な制度ではありません。

次回は、第2志望校への出願機会について詳しく見ていきます。

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