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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」④

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「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」④

「2028年度(令和10年度)大阪府公立高校入試の制度変更」④

2026/10/09

第4回 大阪府公立高校で「第2志望校」が選べるようになる!新制度の仕組み

2028年度(令和10年度)からの大阪府公立高校入試で、学校特色枠と並んで大きく変わるのが、

「第2志望校への出願機会」

です。

これまでの大阪府公立高校入試では、基本的に一つの公立高校を選んで受験していました。

しかし2028年度からは、

第1志望校に加えて、

別の公立高校を「第2志望校」として出願できる機会

が設けられます。

これだけを聞くと、

「公立高校を2校受験できるようになる」

と思われるかもしれません。

しかし、実際の仕組みは少し違います。


【第2志望校でもう一度試験を受けるわけではない】

まず押さえておきたいのがここです。

第1志望校を受験した後、第2志望校へ行って、もう一度入試を受けるわけではありません。

第2志望校での判定には、

第1志望校で受験した国語・数学・英語の「共通問題」の点数と、調査書の評定

が使われます。

そのため、第2志望校に出願したことによる新たな検査はありません。


【第2志望校はいつ出願する?】

もう一つ特徴的なのが出願のタイミングです。

大阪府が公表している新制度では、

第2志望校の出願締切は、第1志望校の出願締切より後

に設定されます。

つまり、最初から第1志望・第2志望を同時に決めて出願する仕組みではありません。

第1志望校への出願後に、第2志望校へ出願する機会が設けられます。


【第2志望を書けば必ず判定されるわけではない】

そして、この制度で最も注意してほしいのがここです。

例えば、

第1志望 A高校

第2志望 B高校

として出願したとします。

A高校で合格できなかった場合、

「それなら自動的にB高校で合否判定をしてもらえる」

という仕組みではありません。

B高校で第2志望者の判定が行われるのは、

B高校を第1志望とした受験生だけでは、募集人員に達しなかった場合

です。


【例えば募集人員320人なら】

B高校の募集人員が320人だったとします。

B高校を第1志望にしている受験生が350人いれば、すでに募集人員を超えています。

この場合、第2志望としてB高校を選んでいる受験生から合格者を決めることはありません。

一方、

B高校を第1志望にしている受験生が300人だった場合は、募集人員320人に達していません。

このような場合に、第2志望としてB高校を選んだ受験生から合格者を決めることになります。

※人数は制度を説明するための例です。


【第2志望では何を使って合否を決める?】

第2志望校で判定される場合は、

国語・数学・英語の共通問題の点数と、

中学校の調査書評定を使って「総合点」を算出します。

そして、その総合点の高い受験生から順番に、残っている募集人員を満たすように合格者を決めます。

つまり、

「第2志望だから入りやすい」

という意味でもありません。

第2志望者同士でも、総合点による判定があります。

【第1志望と第2志望では意味が大きく違う】

ここまでを見ると、新制度で非常に重要なことがわかります。

第1志望は、

「その高校に入りたい」と最初から志望して受験する高校。

第2志望は、

「第1志望者だけでは募集人員に達しなかった場合に、合格の可能性が生まれる高校」

です。

同じ「志望」という言葉がついていますが、その意味はかなり違います。


【公立高校の選択肢が一つ増える】

とはいえ、これまでにはなかった選択肢であることは間違いありません。

第1志望の公立高校に挑戦したい。

でも、もし合格できなかった場合には、別の公立高校への進学も考えたい。

そうした受験生にとっては、新しい可能性になります。

一方で、

「第2志望を書いておけば、公立高校に行ける可能性がかなり高くなる」

と考えてしまうのは危険です。

第2志望制度で最も重要なのは、

「第2志望校を書けること」ではなく、「その高校で第2志望者の判定が行われる条件を理解すること」

だと思います。

では、実際に第2志望校を選ぶとき、

どのような高校を選べばよいのでしょうか。

人気のある高校を第2志望に書く意味はあるのか。

安全校のような考え方はできるのか。

第2志望制度によって、これまでの私立高校との併願はどう考えればよいのか。

次回は、第2志望制度で特に注意しておきたいポイントを、もう一歩具体的に考えていきます。

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