「中学生の『勉強しているのに成績が上がらない』はなぜ起こる?」 ⑥
2026/09/30
第6回 暗記が苦手なのではなく、「覚え方」を知らない?
「うちの子、暗記が苦手なんです」
英単語や漢字、社会や理科の用語など、覚えることが多くなる中学生ではよく聞く言葉です。
本人も、
「何回やっても覚えられない」
「自分は暗記が苦手」
と思っていることがあります。
もちろん、覚える速さには個人差があります。
しかし、本当に「暗記が苦手」なのでしょうか。
勉強の様子を見ていると、覚える力そのものよりも、
「覚え方を知らない」
ことが原因になっている場合があります。
【「見る」「書く」だけで覚えようとしていないか】
例えば英単語を覚えるとき、
単語帳を何度も読む。
ノートに10回ずつ書く。
これも暗記の方法の一つです。
ただ、10回書いたから覚えたとは限りません。
大切なのは、その後です。
英単語を隠して、日本語だけを見て書けるか。
何も見ずに意味を答えられるか。
つまり、
覚える作業と、覚えたかを確認する作業は別
なのです。
【暗記にも「テスト」が必要】
数学なら、説明を聞いた後に問題を解きます。
ところが暗記になると、覚えるだけで終わってしまうことがあります。
例えば英単語を20個覚えるなら、
まず覚える。
↓
隠してテストする。
↓
間違えた単語だけをもう一度覚える。
↓
もう一度テストする。
この流れを作ります。
20個すべてを何度も書き続けるよりも、
「自分が覚えていないものはどれか」
を確認しながら進めることが重要です。
【覚えにくいものは「つなげる」】
意味のない情報を、そのまま覚えるのは大変です。
だからこそ、すでに知っていることとつなげて考える方法があります。
例えば歴史なら、
出来事を一つずつバラバラに覚えるのではなく、
「なぜこの出来事が起こったのか」
「その結果、次に何が起こったのか」
と流れで考える。
理科でも、用語だけを覚えるのではなく、
「これは何のために起こる現象なのか」
と意味と一緒に理解する。
新しい知識を、すでに知っていることと紐づけられれば、単純に覚えなければならない量を減らすことができます。
【忘れることを前提にする】
「昨日覚えたのに、今日忘れていた」
これで、
「やっぱり自分は暗記が苦手だ」
と思う必要はありません。
一度覚えたことを忘れるのは珍しいことではありません。
大切なのは、
忘れないように一度で完璧に覚えることではなく、忘れていないかをもう一度確認すること
です。
今日覚える。
明日確認する。
数日後にもう一度確認する。
忘れていたものだけ、また覚える。
こうして少しずつ残る知識を増やしていきます。
【「何回書いた?」ではなく「何個言える?」】
暗記をするとき、
「英単語を10回ずつ書いた」
「社会の教科書を3回読んだ」
という勉強量はわかりやすいものです。
しかし、テストで必要なのは「何回やったか」ではありません。
だから、勉強後の確認も変えてみます。
「何回書いた?」
ではなく、
「何も見ずに何個答えられる?」
と確認する。
20個中12個なら、残り8個が次に勉強する場所です。
そして8個が3個になり、最後に0個になる。
こうすれば、暗記の進み具合も見えるようになります。
【暗記は「覚える→思い出す→確認する」】
暗記が苦手だと思っている子ほど、
「もっとたくさん書かなければ」
「もっと長い時間覚えなければ」
と考えてしまうことがあります。
しかし、その前に勉強のやり方を確認してみてください。
覚える。
何も見ずに思い出す。
答えを確認する。
間違えたものだけ覚え直す。
時間を空けて、もう一度確認する。
そして、覚えにくいものは他の知識とつなげて理解する。
暗記も、ただ繰り返すだけではありません。
「自分が何を覚えていて、何を覚えていないのか」を確認しながら進める勉強
に変えることで、「暗記が苦手」という感覚も少しずつ変わっていくのではないでしょうか。
----------------------------------------------------------------------
個別指導WAM 箕面桜ヶ丘校
大阪府箕面市桜ケ丘4-11-15 桜ヶ丘ビル2F
電話番号 : 072-736-8313
FAX番号 : 072-736-8313
箕面市・池田市中心に個別指導によるサポート
箕面市・池田市中心に行う定期テスト対策
箕面市・池田市中心に中学生が安心できる場所
----------------------------------------------------------------------
